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私の趣味に、「ロードバイク」と「写真」があります。
ライドに行くと、よく写真撮影しているのはそのため。しかし、一眼レフを背負って作品を作るというよりは、おまかせオートで適当に撮影するほうが好きだったりします。

自宅には、一眼レフ3台、コンデジいっぱいありますが、そのどれもが自転車向けではありません。
そこで、春先に自転車向けデジカメでも買おうとしたわけですよ。

自転車向けデジカメの必須条件と思っているのは、以下です。
・防水 … これは必須ですね。雨や汗対策です。
・コンパクトであること … サイクルジャージの背中からサッと取り出せるのが望ましい
・できれば動画も … 撮れればいいな
というワケ。

それらに対応するデジカメはいくつかありますが、今回チョイスしたのは、実はデジカメではありません。
スマホの白ロム「Xperia Z3 Compact SO-02G」です。
どうしてスマホにしたか、その理由もきちんとあります。

まず、本機の魅力から。
・防水・防塵 … 基本ですね
・コンパクトであること … 手に馴染んで出しやすいです
・動画 … 撮れます
・手ぶれ補正 … ありがたい
・SIMが入る … 格安SIMを入れて、外出先でもマップや位置情報通知に役立ちます。特にメインで使っているiPhone 6 Plusがソフトバンク網なので、山間部などではドコモ網の格安SIMに大助かり。

と、そんな感じ。
さらに使っていくと、ライド中のデジカメとして最適じゃねと思う面もあります。

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まず、Xperiaシリーズはスリープ状態からシャッターキー長押下でカメラ起動できます。
そのため、いちいちディスプレイへのタッチは不要ですし、そのまま半押しでフォーカス、押し込みでシャッターとなるので、冬場なんかもグローブを外す必要なし。
サイドキーを押せば本体は再度スリープ状態になるので、便利。

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さらに、「Touch Block」というものがあり、これをオンにしておくと、ディスプレイへのタッチ操作が無効になるというもの。しかし、カメラとして使うだけであれば、
シャッターキー押下→撮影→サイドキー押下でスリープ
と、完結できるので、誤操作を防ぐ意味でも、「Touch Block」は役立ちます。

なお、シャッターキーから起動した場合はフルオートの「プレミアムおまかせオート」で起動します。
本機は約2070万画素ですが、「プレミアムおまかせオート」上では800万画素となります。ボリュームキーでズームができるのですが、デジタルズームしても画質が劣化しにくくて良いですね。

また、Xperia Z3 Compactをあらかじめ機内モードにしておくことで、バッテリー持ちは飛躍的に伸びます。デジカメとしてフルに使っても、80%以上残る感じ。

帰宅してから、Wi-Fi接続しつつ充電台に置いておけば、Googleフォトに自動アップロードされるので楽ちんです。

さて、ここまでメリットを書きましたが、デメリットも存在します。
「プレミアムおまかせオート」で撮影すると、スマホが勝手に判断してくれるので手間いらず、便利です。
しかし、逆光には極めて弱いようですね。

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測光を中心付近に持ってきているのか、または暗部を持ち上げようとしまくるのか、基本はハイキー目の写りにしようとします。
そのため、逆光状態はあまり強くありません。(なお、横からの光も厳しい)
さらに、WB補正があまり得意ではなく、緑というよりも、青緑系にしたがるようです。
これらはマニュアル操作で解決できますが、「プレミアムおまかせオート」状態で起動してしまう手前、操作が増えるので、やや面倒くさい。(手ぶれはすみません)

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ちなみに、条件が合えば素晴らしい写りとなってくれます。
さすが手頃なコンデジに搭載されている1/2.3インチセンサーと、F2.0レンズですね。
つまり、デジカメとは違い、条件合致がややシビアと言えそう。

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こんな感じでね、手軽に良い写真ができるんです。

ということで、しばらくはロードバイク向けデジカメのかわりとして「Xperia Z3 Compact SO-02G」を愛用していこうと思います〜。