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12月9日、ドコモショップ丸の内に併設されている「docomo LOUNGE」にて行われた、「タブレットアンバサダー プログラム」に参加してきました。

今回は第2回(第1回は抽選もれ不参加)ということで、今回のテーマは「〜あなたの親がタブレットで楽しむために作戦会議〜」とのことです。
そう、自分がタブレットを使うのではなく、現在タブレットを使っていない親御さんがタブレットを使うためにはどうすればいいのかと考える会だそうです。

そう、グループコメントイベントですね。これ。
ブロガーイベントといっても、少し毛色が違います。これは、ていのいいディスカッション研修ですねわかります。

 
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会場はdocomo LOUNGE。一部を区切ってイベント会場にしています。
19時から受付開始なので、しばらく待っていました(45分ぐらい)。いやー、ツムツム進んだw

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受付を済ませて、会場内へ。
会場内には、「お母さんスマホ」や「お父さんタブレット」といったどういうコンセプトで置いたのか全く不明な展示が。これ思いつきじゃね?

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展示にストーリーが無いので、適当に置いてあります。いや、本来はストーリーあるのでしょうが、私は全く感じませんでした。

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会場内は、グループ別に座ります。しかも指定席。恐らくこれは、ユーザー属性で区切ってあるのではないかと思われます。
(親と同居、別居、タブレットあり、なし、などなど)
というのも、ディスカッション発表時のドコモ社員さんの「うちのグループは全員親と同居で〜」などで判断できます。

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まぁそれはいいのですが、イベントスタートです。

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まずは前回(第1回め)の振り返り。家族をテーマに全てのお客様へタブレットを楽しんでもらう作戦だそうです。

そもそも、なんでタブレットじゃなきゃだめなのか…は、野暮ですね。


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そして、「ドコモはお客様にタブレットを使うと生活がワクワクする!もっと便利!」というメッセージを伝えていきたいそうです。

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ドコモとしては、「家族みんなでタブレットで家族円満」を叶えたいそうです。
無理やりですね。。
そもそも、タブレットで家族円満になるという前提がだなー。。


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そしてもうひとつ。「タブレットによるシニアライフ充実化」を
これは、そうですね。タブレットに限らず、ここ10年で進化したデバイスを使ってもらうことで、生活を便利にしたいというのはアリだと思います。

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そして、タブレットアンバサダー(大使)として、タブレットの利便性をSNSで広めて欲しいそうです。
もちろん、そうですね。私もタブレットが好きで結構な頻度で買いますが、やっぱり便利ですもん。


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ドコモとしては、タブレットのワクワクを一緒に発信していきたいそうです。


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タブレットという大画面のモバイルデバイスは、大画面だからこそ、文字も大きく、シンプルな表示が可能で、シニア層に向いている面もあるそうですが、世界に比べても日本でのタブレット普及率は非常に少ないとのこと。
そのゾーンは、ちょうど団塊世代で、大きな経済力を持っています。そこに目を付けたドコモ。
スマホだと小さい、ガラケーで十分だけれども、PCは面倒。そこで60代以上にタブレットを訴求したい。わかります。
そこへの販売戦略を重視してシェア取りに行っているのですね。


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実際にドコモ社員が親世代にタブレットを渡してみたところ、便利だけれども「わからない」「壊しそう」という不安が圧倒的多数だとわかりました。
つまり、タブレットなどのデジタル機器への学習が足りない、先入観がある、不安だということかと思われます。

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また、有用だと思うことがらに関しては、「携帯(ガラケー)のように使える」「ウィルスの心配がない」の2点。いかにPCライクに思わせないかが大事ですね。


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その後、個人ワークからのディスカッションに移ります。
親がタブレットを使うメリット、それに踏み切れないポイント(金銭面を除く)を洗い出しします。
まんまショップスタッフ向け研修の内容ですねこれ。

メリットと問題点を洗い出すことで、トークを完成させるシステムです。
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まぁ考えていきます〜。
まずメリットとして考えたのが、
・PCのように構えなくていい
・操作が直感的でわかりやすい
・写真が大きく見られていい
・文字なども大きくなる
・チラシ(Shufoo)が毎日届く
・ネット通販を楽しめる
・無料ビデオ通話ができる(スカイプなど)

あたりです。
問題点は、
・シンプルにできるとはいえ不完全
・アカウント設定、アップデートが不便(わかりにくい)
・アプリごとにUIがかわるとわかりにくい

などの、UI関連が多かったと思います。
そこから導き出せる、親に使ってもらうためのおすすめコメント(シニア向けセールストーク)ができるというわけ。

その後、グループごとに一緒にディスカッションしたドコモ社員が発表していきます。
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数グループが発表され、価値の提案、利便性の提案、安心や安全などが発表されていきました。


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また、後半ではドコモが取り組んでいるシニア層向けサービスがいくつか紹介されました。
月額料金や契約数は答えられなかったけどね!
自社サービスを金額まで全て把握して下さいとは言いません(つか、覚えるの普通ですが)が、紹介する有料2サービスだけは想定して答えられるようにして欲しかった。。残念です。
答えられなくても苦笑してるのも、なぁ。

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なお、最後は懇親会として軽食がでましたよ〜。

面白かったやりとり。
私:「シニア層にタブレットを訴求したいのであれば、らくらくスマホのようなUIの専用タブレットを作ってもらい、まずはそれで慣れてもらう、それが物足りなくなったら、普通のタブレットのシンプルモードなどにステップアップできる仕組みを作ってみてはどうでしょう」

ドコモ社員:「そうですよね、あったらいいですよね。ちょうどメーカー(富士通)さんが来ていますので、呼んでみますね」

富士通社員:(私が同じ提案をして)「いや〜、需要はあると思うのですが、採用するのはドコモさんなんで…」

ブーメランw

まぁブーメランはいいとして。
このイベントはちょっと問題があるのかな、と思っています。
まず、ブロガーイベントなりミーティングなりいいのですが、今回実機をブロガーに触らせること無く、「タブレットを訴求するシーン、コメント」を考えさせた。
そう、前提としてタブレットに詳しい必要があるのですが、それはいいのです。
やっていることが、情報も少ない状態でディスカッション。で、ドコモが気に入ったブログなどはまとめサイトに掲載されるそうです。
そこには、「タブレットアンバサダーの皆さんの活用術をまとめました」
と書いてありますが、活用術もなにも、机上の空論を論じただけですよね。セールストーク考えただけですよね。
それに対して活用術もへったくれもないでしょう。

さらに「魅力的なタイトルをつけてもらい、親世代がタブレットを持ちたくなるようなブログをお願いします」と言っていました。ディスカッションだけ、ではねぇ。
ほかの人のブログをいくつか拝見しましたが、「~~がありました」「スライドで〜〜と言っていました」「軽食でました」ぐらいしか書くこと無いですよ。
せめて、各テーブルまたは各人向けにシンプルモード設定したタブレットを配置して、それを触って、メーカーやドコモがしている工夫やポイントなど教えてくれれば、紹介のしようもありますし、それを応用した案も出ると思うのですが、そんなのも一切なし。

それであれば、シニア層にタブレットを一定期間貸与して、その反応を収集したほうが良くない?

また、「まとめサイトはショップスタッフがタブレットを提案するうえで困ったときに見る」そうです。
そう、セールス用スライドですね。わかります。

まぁこのブログがまとめサイトに採用されることは万に一つもありませんが、ちょっと思ったことをつらつらと書いてみました。