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iPhone 5sの3D処理性能の能力はいかに!?

9月20日より発売開始した、「iPhone 5s」ですが、やはり気になるのは処理速度。64bit対応したほか、新CPU「A7」でも従来機種である「iPhone 5」と比較しても2倍の性能になっているのとのこと。
では、どのぐらい差があるのか4機種で比較をしてみました。

今回利用した機種は位下の4機種。
・iPod Touch(第5世代モデル)
・iPhone 5
・iPhoen 5s
・HTC J One HTL22
です。

iPod Touch(第5世代モデル)は、今より2世代前のCPUである「A5」を利用し、iPhone 4Sと同等となっています。また、比較対象としてSnapDragon 600(1.7GHz クアッドコア)を採用した「HTC J One HTL22」も使ってみました。

ベンチマークの計測では、3D描画性能に特化したと言われる「3D MARK」のiOS版「3D MARK for iOS」を利用しています。(HTC J One HTL22はAndroid版を利用しています)


まずは、CPUとGPUの負荷をテストするIce Storm Unlimitedモードで計測。
20130928_150823

写真のような結果となりました。
・iPod Touch(第5世代モデル)…2,174点
・iPhone 5…5,712点
・iPhoen 5s…14,055点
・HTC J One HTL22…10,341点
でした。
「A5」を採用したiPod Touch(第5世代モデル)と比較して「A6」を採用したiPhone 5は2倍のスコア、さらに「A7」を採用したiPhone 5sはiPhone 5比で約3倍のスコアを出しています。
そのスコアは、SnapDragon 600を採用したHTC J One HTL22と比較しても1.5倍のスコアとなっていますので、今回のA7プロセッサーがいかに3D性能を向上させているのかわかるのかな、と思います。

続いて、1,080p(フルHD)サイズで3D描画ベンチマークをかけた3DMark Ice Storm Extremeモードでテストしてみます。



上記のように、まずiPod Touch(第5世代モデル)には負荷が高すぎたためかアプリがすぐに落ちてしまいます。
また、iPhone 5では動作しますが、カクカクとしてしまう場所も見受けられますね。
HTC J One HTL22は滑らかに動いていますが、ごく稀にもたつきが見られます。
iPhoen 5sは流石というか、非常に滑らかに動いているのがわかると思います。

iOS版とAndroid版では処理の方法が違う可能性があるため、これだけでA7が、SnapDragonが、と優劣は付けられませんが、iPhoneなどのiOS端末の中ではぶっちぎりの処理性能だということは良くわかる結果となりました。