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パナソニックは、個人向けスマートフォン事業を休止すると正式に発表しました。
NECがスマートフォン事業より撤退すると発表した前後に、パナソニックも撤退かとは言われていましたが、正式に事実上の撤退を発表したのはこのタイミングとなります。

今後は、発売中の製品を生産、サポートは続けていくとし、フィーチャーフォンは継続して投入するということなので、NECと同じような役回りになるのかな、と思います。
また、法人向けタブレットやPDAなどは継続して開発、投入をしていくとのこと。

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フィーチャーフォン時代に栄華を誇ったPとN、スマートフォンへのシフトに乗り遅れ赤字事業へと転落、そして復活する体力も無いままスマホ事業からの事実上撤退です。
ドコモのツートップ戦略は直接な原因ではありませんが、きっかけのひとつであることは間違いないと思います。

ここで、NECの時と同じようにPanasonicが投入した国内向けスマホを振り返ってみようと思います。


2011年8月11日…「Sweety 003P」(SBM向け)
2011年8月12日…「P-07C」(docomo向け)
この2機種は兄弟モデルで、大柄な本体にもっさりでしたが、この頃より赤外線にワンセグを搭載していました。また、片手で使えるようにフィットキーやタッチスピードセレクターが搭載されていました。この頃の「片手が使えるように!」は事実上の最終端末である「P-03E」まで引き継がれます。
なお、このモデルは発売時期が「GALAXY S II SC-02C」や「Xperia acro SO-02C」の発売時期と重なっていて、その2機種に比べると本体が大きい、動きが遅いと比較されてしまいました。そのため、早期の段階で機種変更一括0円端末になるなど不遇の扱いを受けることとなります。


2011年11月10日…「P-01D」(docomo向け)
シンプル、持ちやすい、安価であることを追求したモデルとして投入。当時の高性能スマホが約5万円台だったのに対して、2万円台半ばで投入されました。
しかしながら、防水非対応、小さすぎるディスプレイ、大手国内メーカーながらおサイフケータイ非対応ということで、やっぱり人気が出ず、これも早期の段階で機種変更一括0円端末となってしまいました。
ただ、小型で持ちやすい本体でケースを付けなくてもいいかなと思えるぐらい安価なので、一定の層には今でも人気のモデルです。(それとブートローダーにアンロックしなくてもアクセスできるし)



2011年12月23日…「LUMIX Phone P-02D」(docomo向け)
2012年1月14日…「LUMIX Phone 101P」(SBM向け)
パナソニック発のルミックスブランドのスマホが登場しました。安価な普及機である「P-01D」に対して高性能なモデルです。
やはり特徴としてはカメラ機能。1320万画素カメラにおまかせiA搭載で、今から見ても高性能なカメラを搭載しています。また、Pのスマホ初の防水機種、デュアルコアCPU搭載だったりし、パナソニックの本気を見たと言っても過言ではありません。欠点としては、ディスプレイの質が低く、常に白みがかったコントラストの低さやバッテリーの持たなさなどなど。でも、この機種はデジカメのような背面でしたし、良く売れました。
ちなみに、最初で最後のLUMIXブランドスマホ。


2012年3月22日…「P-04D」(docomo向け)
2012年3月23日…「102P」(SBM向け)
2012年3月29日…「Disney P-05D」(docomo向け)
この3機種は欧州で発売し(ソッコー撤退)ていた「ELUGA dL1」の日本国内向けモデルです。薄型で防水、かつおサイフケータイと搭載しています。また、前モデルで白みがかっていたディスプレイも有機ELを搭載することで改善しています。
…が、ブランドネームが無い、バッテリー取り外し不可、ワンセグ非対応、メモリーカード非対応(docomo向けのみリーダライター機能あり)ということで、中途半端な日本仕様はやっぱり受け入れられず。さらには頻発するフリーズや再起動のため、この機種を購入してからすぐに機種変更というユーザーも多かったです(体験談)。
なお、この機種以降はSBM向けは無くなり、全てdocomo向けとなります。


2012年7月12日…「ELUGA V P-06D」(docomo向け)
国内初の「ELUGAブランド」となりますが、事実上のLUMIX Phoneの後継モデルとなります。今まで懸念されていた中途半端な国内仕様を見直し、防水、qi対応、ワンセグ、おサイフケータイを搭載した機種です。
Xiには非対応ですが、幅広い料金プランを選択できる貴重なFOMAスマホとして今でも人気のある機種のひとつ。


2012年8月10日…「ELUGA Power P-07D」(docomo向け)
こちらは欧州向け「ELUGAブランド」である「ELUGA Power」の日本向けモデルで、やや法人向け機種となります。急速充電、XiにPとしては初めて対応した機種なのですが、ワンセグ、赤外線非対応、色がブラックのみという売れる要素の無さで、全く人気も話題も無く。この機種もフリーズが多いと言われました(体験談)。


2012年9月1日…「ELUGA Live P-08D」(docomo向け)
パナソニックが国内ケータイキャリア向けに発売した最初で最後のタブレット。なんでFOMAで発売しちゃったんだろう、というぐらいタイミングの悪い時期に投入された機種で、この頃にはすでに2012年5月よりスタートしている「プラスXi割」のため、Xi対応タブレットを持った方が維持費が安いという。さらに同年11月からはXiタブレット等向けに「Xiデータプランライト」も投入され、売れる要素は皆無に。本当に存在感の無いタブレット。実機を見たこと無い人も多いと思います。
もし今でも常用FOMA回線で使っている人が居るならば、超レア。


2013年1月30日…「ELUGA X P-02E」(docomo向け)
今まで、かなりタイミングを逃してきた機種を投入したパナソニックも2013年になってやっとバッチリな機種を出してきました。全部入りにクアッドコアCPU、qiも搭載してきました。女性でも使えそうなモデルですが、色合いがいかんせん地味という以外は、良いモデルだと思います。
ただ、高性能で薄型の「Xperai Z SO-02E」やIGZOディスプレイ採用の「AQUOS PHONE ZETA SH-02E」の人気を奪うことはできませんでした。


2013年6月15日…「ELUGA P P-03E」(docomo向け)
「ELUGA X P-02E」でやりきれなかったことを全部やりきったモデルで、P-02Eに搭載されていた機能プラス、バッテリーの大型化やホバー機能、プラスウィンドウに対応、P-02Eで非搭載だったMHL出力にも対応しています。かなり良いモデルなのですが、ドコモのツートップ戦略に煽りを受け、大人気だった「Xperia A SO-04E」の50分の1位下(2013年6月末時点)の販売数となっています。
フィーチャーフォンからの乗り換えを期待しつつ、「スマチェン」と広告を投入するも、販売店では安価なXperiaを勧められるという。超不遇端末でした。


以上が、パナソニックが国内向けに投入したスマホです。
というよりも、タイミングも悪いし、欧州向け製品を中途半端に国内向けに改修しつつ売れていないですし、キャリアの意向を正直に汲み取ってしまい失敗したのかなという感じがありありです。
今でも覚えているのが、「P-03Eはドコモが進めるホバー機能、大容量バッテリー、シンプルUIを頑張って搭載しました!一番対応しています!」というセリフ。ドコモの意向を頑張って汲み取って、結果コレです。